読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヘタノヨコズキ

ライフハックと手帳、ときどきうさぎとフェレット

グループホームの見学に行ってきました

雑記 雑感
 
先日、身内が入居する予定のグループホームの見学に行ってきました。

この記事に興味を持って読んでくださる方に注意してもらいたいことは、全てのグループホームが全て同じとは限らないということ。

www.minnanokaigo.com

記事を書くにあたりこちらのサイトを参考にさせていただきましたが、私が聞いてきた話しと照らし合わせると、費用や施設の方針、生活の仕方もおそらくグループホームごとによって違いがあるのだなという印象を受けました。
 
私がこれから書くことは「ひとつの例」として、参考程度に読んでいただけるとありがたいです。
 

 

グループホームってこんなところ 

 入居者と職員は「擬似家族」

介護のレベル等でグループ分けされ、同じ建物でもグループごとにエリアが分かれている。職員もグループ固定で、いつも同じ人たちと家族のように過ごします。
これは接する人間が変わると認知症の人が混乱してしまう為だそう。
ちなみにこちらでは9人のグループになるそうです。
  

入居者全員に個室が与えられている

普通の介護施設だと2人以上の大部屋が主だと思うのですが(もちろん個室もあるんだけど)ここでは全ての人に個室が与えられています。
 
中に置く家具や雑貨も家族が自由に持ち込みレイアウト可能。
既に入居されてる方のお部屋も見せていただいたけど、ご家族やご本人の元々の趣好みがわかるというか。お花や雑貨でいっぱいだったり、壁一面に絵や写真が飾ってあって賑やかだったり。
 

シェアハウス的な雰囲気

個室を出ると、みんなで集まってテレビを見たり、例えば歌を歌ったりお絵かきやお喋りをしたりと自由に過ごせる広間がありました。
その広間にキッチンもあって、食事の支度をしている時でも入居者さんたちの様子を見ることができるんですね。
 

 食事の内容はみんな違う

そのキッチンでみんなの食事を作るわけですが、給食のように皆一緒ではなく、それぞれの好み等に合わせて作るそうです。それも、どの程度刻むかとかどの程度ドロドロにするかとかも人によって違うと思うし、サラッと説明されたけどこれってすごい大変なことなんじゃないかと思った。
例えば家族4人で、4人とも違うおかず用意しろって言われたらやってらんないでしょ。
うちだって祖母のご飯を刻んだり余分に煮たりってするだけでも面倒だったもの。
 
 

できることは自分でやる、が基本

動ける人は掃除や片づけのお手伝い、女性なら食事の支度もお手伝いしたり。
こうして体を動かしたり生活に必要な作業をすることで認知症の進行を遅らせたり、うちの祖母みたいにパーキンソンの人なら体が動かなくなるのを少しでも防ぐ効果もあるんじゃないかと。
ボーっと何もせず座ってるだけだと、認知症の進行って無茶苦茶早いというのは祖母や亡くなった父方のばーちゃんを見てきて、知ってるのでね。
 
そうしているうちに介護レベルが下がるということもあるそうです。
 
 

みんなでお出かけする

外へ遊びに行き、外食することも。
そんな時に使う「おこずかい」が月額の利用料とは別で必要とのこと。
ちなみにこのおこずかいから、実費で必要になるおむつ等も購入するそうです。
 
 

病院に連れて行ってもらえる

これは施設が連携している病院へ行く場合に限りとのことですが、施設の職員さんが連れて行ってくれるので、家族が毎度毎度出向く必要はありません。
「こうゆう状況の時は連絡をしてほしい」という家族の意思も最初に確認されました。「こんなことで連絡してくれなくてもいい」って文句を言うご家族もいるということですね。
 
また、危機的状況になった場合、延命措置はどこまでするか等も確認されました。
家族とのトラブルを避け、緊急時に施設側での対応をスムーズにするためです。 
 
 

お金はどのくらいかかるの?

初期費用が必要である

これは特養と呼ばれる介護施設との大きな違いじゃないでしょうか。
調べたら同じグループホームでもやはり初期費用がかかるところかからないところと様々みたいですが。
初期費用って、アパートの敷金のようなものです。
退去時のお部屋のクリーニング等に使い、残りは返金されるとのこと。
 
認知症の人たちですから、部屋の壁紙をビリビリに破いちゃったり壁に穴を開けちゃったりすることもあるそうで、壁紙やっちゃうと貼り替え代って結構高くてその敷金では賄えなくなる。
そうすると貼り替え費用は別で払わないといけなくなるわけですが、家族の負担になってしまうのでできるだけそういったことがないようにいつも注意して見てくれているそうです。
  

月額料金はかなり高め

特養のような公的施設ではなく民間事業ですから仕方ないといえばしかたない。
おそらくどこのグループホームでも10万はかかります。ヘタしたら特養の倍くらい高い。上にも書いている通り、こちらの施設ではプラスおこずかいもありますから、正直言って…高い。
元々、グループホームは高くてうちでは無理だって言ってたのでね。結局そんなことも言ってられなくなってこうして見学に行ってきたわけですけど。
 
ただ、ここに入ったらもうここしかダメ、他所へは移れないというわけではないので、もう少し安いところで空きが出ればそっちに移ることも可能。
ということで、我が家もしばらくの間は辛抱です。 
 

 

「仕事」でなきゃ介護なんてできない

 
施設内を見せていただきながら、働いてる方のお仕事の様子もチラチラと見ていました。
広間にいる入居者さんたちにいつも気を配り、声をかけ、何かしようとしていればサッとかけつけてサポート。
 
文字にすると大したことない感じですけど、これを家でやれって言われたらできないです。
こうして働いている方たちはこれが仕事だから、これでお給料が出るからできることなのだろうと。
 
自宅で介護をするとなった場合、働いている人なら仕事をやめなければならなくなるかもしれない。
朝昼晩、呼ばれたらいつでもそっちへ行く。食事、トイレの世話。汚れた布団や服の片付け。夜もまともに寝れるかわからない。体を休めたりゆっくり眠る時間が確保できるだろうか。
赤ちゃんのお世話してるのとほとんど同じことです。ただ体の大きさが違うだけ。
 
相手が動けなくなっていけば、それに比例してどんどん重労働になっていく。
どんなに頑張っても報酬なんて無い。
いずれ、介護してるこっちが追い込まれることになる。
 
考えただけでもゾッとする。
介護を苦にし、悲しい結末を迎える人たちがたくさんいます。そんなニュースを見るたびになんともいえない気持ちなる。
 

 

 まとめ 

介護の相手が身内となれば、それまでの関わり方も大きく影響してきます。
「この人を介護するなんてとても考えられない」という人もいるでしょう。
我が家もそうでした。
この人はまだまだ家にいるんだろうなあ、こんなことがいつまで続くのだろうと溜息をついていました。つい二週間前までは。
 
うちは二世帯同居を失敗したクチで、祖母との関係は全く良好ではありませんでした。祖母の存在は私にとって何よりも大きなストレスでした。おそらく、両親にとっても。
 
ここ数年でパーキンソンや認知が進み始めたものの、希望の特養施設は要介護3にならなければ入居の申し込みすらできない。要介護3は、ほぼ寝たきり状態のレベルです。
祖母は要介護1のまま、なかなか介護度は上がらなかった。
 
ところが二週間前、突然体が動かなくなった。畳の上に転がったまま起き上がることもできず、もちろんトイレにも行けていなかった。
これまで嗅いだことのないような激臭が家中に漂い、むせて息もできないほどだった。
 
原因は、薬の飲み忘れでした。
薬の飲み忘れがないようにと、母が昼の薬を毎朝必ずテーブルの上に出していたのですが、その日は薬がテーブルの上に残ったままになっていた。
病院へ行き、そのまま入院。
 
最初の一週間のうちは、退院して希望の施設が空くまでは自宅で…という話でした。介護用品を置けるように、祖母の部屋の荷物もすべて外へ出し準備をしていた。
しかし入院後、認知も一気に悪化。全てにおいて介助が必要になった。
ついには夜中の0時過ぎに、病院から母が呼び出される事態に。
 
結局家には帰らず、退院して空きのある施設へ直接移ることになった。
それが今回見学させていただいたグループホームでした。
 
要介護1の状態がずっと続いていたとはいえ、1って一応自分のことは自分でできる程度のレベルです。もちろん動けます。動けるってのがそれはそれで厄介だったのだけど…
 
突然動かなくなるとは思いもしていなかった。
たった二週間のうちに状況はめまぐるしく変わり、もう1ヶ月は経ったんじゃないかというくらい長く感じました。
 
正直言って、家に戻ってくると聞いて「その状態で戻ってきたらうちはどうなるの?」という不安がものすごく大きかった。今までだって十分辛かったのに。
 
だけど、もう戻ってはこない。
この記事がブログに上がる頃には、既に施設へ入居しているでしょう。
 
今はただただ、ホッとしている。